一般的に、転職回数は少なければ少ないほどいいと思われている。
3回以上転職をしてしまうと、その人は一つの仕事を長く続けることができない我慢のできない人だという評価に落ち着いてしまうのだ。
面接をいくら受けても、転職をした回数が多いということを理由にして不採用になってしまうことは多い。
そのため、普通は転職回数が多いことは弱点になると考えられる。
3回以上なら、致命的な弱点になって、それ以降いい仕事に就けなくなる可能性は高いと考えるだろう。
しかし、転職回数が多くても問題にならないどころか、逆に人物評価がアップするケースもあるのだ。
例えば、転職のたびにきちんとキャリアアップができているという場合が挙げられる。
転職をするたびに前の仕事よりもいい仕事や役職に就けているなら、それは失敗ではなく、着実な成功の積み重ねだということになるだろう。
自分の履歴書が、少しずつですが成長ができている何よりの証拠として使えるようになるのだ。
そのため、その場合はマイナス評価に繋がる心配はないといえるだろう。
むしろ、自分で計画的に成長ができる人だということで、評価はアップする可能性が高い。
つまり、キャリアアップのためであれば何度転職をしようと問題にはならないのだ。
転職の回数が増えることを気にして積極的なキャリアアップができていないと感じている人も多いかもしれない。
実際はそうではなく、キャリアアップなどのしっかりとした動機を持って転職回数を積み重ねることが大切なのだ。